2017年4月12日水曜日

まだ見ぬメダルたち

戦前彫刻家のメダルをコレクションし始めて、もう6年目。
しかし、未だ出会えないメダルはまだまだあります。

一番会いたいのは、高村光太郎のメダル。
高村光太郎は「大町桂月」のメダルや、波書店の店章となった「種まく人」のメダルなどを製作しています。
この世にいったい幾つ現存しているでしょう?
どこかで出会える日を楽しみにしています。

朝倉文夫の昭和17年に出された著書「美の成果」には、彼のメダル製作について書かれています。
『昭和の百人一首と百人一句とを募集したから、その当選者に贈るメダルの原型を作ってくれと、廣田君が報知新聞社の依頼を伝えてきた』
『「歌の聖と言えば人麿、俳句の聖と言えば芭蕉、それを1個のメダルの場面に組み立ててみるか」』
『歌の聖と俳句の聖とを対座させて、天上天下、宇宙万象、和歌と俳句の世界としてしまった』
『一個のメダルの中に一千年の隔たりのある二人の聖をこうしたえにしの糸でつないだのであった』

この人麿と芭蕉のメダルも未見...

まだまだ旅は終わらないッス!

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